デリケートゾーンのにおいについて

2025年8月28日 2025年8月28日

スタッフ

デリケートゾーンのにおいの原因

デリケートゾーンのにおいは、原因によって種類や対策が異なります。主な原因は、汗や尿、経血による汚れ、雑菌の繁殖、ホルモンバランスの変化、そして性感染症などです。おりものが酸っぱい臭いであれば問題ない場合が多いですが、生臭い、腐敗臭、魚が腐ったような臭いがする場合は、感染症の可能性もあるため、婦人科への受診をおすすめします。

当店では、オリモノのpHを測定し、Ｗebにて自覚症状を入力することで、自分の膣内の健康状態を判定できる、selfemデリケートゾーンチェックツール（1個入り¥1680）もございます。

更年期！ホルモンの減少はにおいにも影響

更年期世代の悩みの一つにデリケートゾーンから尿臭とは違うすえた嫌なにおいがするようになり、洗ってもなかなか取れないというものがあります。

特に高温多湿になってきた今日この頃、ご家族ににおいを指摘されるのではないかと憂鬱な気持ちで過ごされている方もいらっしゃるのではないでしょうか？

更年期世代は女性ホルモン（エストロゲン）の不足により膣の乾燥が起こりやすい状態です。本来、膣内は分泌物で潤って細菌などを洗い流してくれますが、膣が乾燥すると膣の自浄作用が低下し善玉菌（デーデルライン桿菌）が減少し、膣内を弱酸性に保つことが出来なくなってしまいます。結果として膣内に細菌が繁殖しやすい環境に変わってしまいます。

このように膣内の自浄作用が低下するとデリケートゾーン特有の汚れ（経血、おりもの、汗、皮脂）に細菌が繁殖し、においやすくなります。

また，わきがの元といえるアポクリン腺はデリケートゾーンににも多いので、汗が出ると独特のにおいが生じます。

においの対策の基本は、優しく洗う＆しっかり保湿

においが気になる方はとかく石鹸でゴシゴシ洗いがちですが、それはではかえって摩擦で皮膚が炎症をおこしたり、膣の自浄作用が低下してしまいます。デリケートゾーン専用のソープを用いて指で優しく洗い、その後デリケートゾーンのバリア機能を高めるためにしっかりと保湿することが大切です。また、膣内は洗う必要はありません。

当店では使い切りの乳酸菌入り膣洗浄器もございます。

ゼリープラス　メディカル　3本入り￥1320

ビデで排尿のたびに洗浄する必要もありません。

尿漏れがあるときは吸水ナプキンなどを使用し、おりものシートなどもにおいの原因となりやすいので汚れてなくてもこまめに交換するようにしましょう。

締めつけの強いガードルやストッキングの長時間使用は高温多湿の時期には汗で蒸れやすくにおいの原因になりやすいです。

また、アンダーヘアは汗や分泌物をためやすく、細菌の繁殖を促進しやすいため、アンダーヘアの適切な処置をするのも効果的です。自己処理は皮膚を傷つけ、炎症をおこすこともあるのでできれば医療脱毛をおすすめします。

ストレスや生活習慣もにおいに影響

アポクリン腺は交感神経という体を活性化させる自律神経で管理されているので、ストレスがかかると交感神経が過剰に働いてアポクリン腺が刺激され，においの元となります。

また、ストレスは免疫力を低下させ、膣内の善玉菌にも影響します。

実際、細菌性膣炎は疲れやストレスで繰り返すと感じる女性も多いようです。ゆっくり休養を取る、ストレスを軽減することもにおい対策の一つと言えるでしょう。

デリケートゾーンは悩みの種

20～50代の女性を対象にしたデリケートゾーンについての調査によるとどの年代でも、約5人に1人がにおいやムレ、かゆみ、おりものについて悩んでいることが分かりました。そのうち約半数が「自分のおりものが正常かどうかわからない」と回答し、８０％が「デリケートゾーンの悩みを人に話したことがない」と回答しています。＊

＊2012,2持田ヘルスケアによるインターネット調査（対象;20～50代女性412名）

このように女性はデリケートゾーンに対して何となくモヤモヤを抱えている方がたくさんいらっしゃいます。正しい知識とかかりつけのレディースクリニックを持つことが一番だと思いますがイチブンノイチで話してみませんか？その抱えているモヤモヤは皆が抱えています。吐き出すだけでも楽になるかもしれませんし、今まで考えていなかった新たな良き選択肢がみつかるかもしれません。

どうぞお気軽にご来店ください。

20代から70代まで累計500人以上の女性のお悩みによりそってきた、何でも話しやすい宮前店長がお待ちしています。