尿漏れに有効なフェムケアとは

今回は前回のフェムケアのいろはでお悩みのナンバーワンに輝いた尿漏れについて深堀りしたいと思います。
ここでいう尿漏れは、くしゃみや咳をした時、急に立ち上がった時、重い荷物を持った時、走ったりジャンプしたりした時などに腹圧がかかり尿が漏れてしまう腹圧性尿失禁をいいます。
40代以上の50%が経験すると言われる尿漏れは骨盤底筋という骨盤の底にある筋肉が緩むことによりおこります。
骨盤底筋の緩みは、主な原因として3つの要因があります。
1つ目は、妊娠や自然分娩による出産です。
2つ目は、加齢です。
3つ目は、運動不足や肥満です。
しかし、骨盤底筋を鍛えれば改善することができます。
スクワット運動、ブリッジ体操、呼吸に合わせて尿道、膣、肛門を絞める運動や骨盤周りの血行を良くすることも有効ですが、ここでは膣のトレーニングによって骨盤底筋にアプローチする方法について述べていきます。
膣トレボール(ケーゲルボール)
重り付きのシリコンのボールを膣内に挿入し、筋肉で保持することで骨盤底筋を鍛えます。
- 素材:医療用シリコンが多く、安全性が高い
- 重さ・サイズ:段階的に重さを調整できるセット商品も
- 使い方:1回15〜30分程度、立って家事をしながらでもOK
- 効果:膣圧の強化、尿漏れ予防、性感向上
最近では、アプリ連動型のスマートトレーナーも登場していて筋力やトレーニング状況を可視化でき、楽しく続けられる工夫があります。
SOPHIA ダブルM ¥1500

eKegel Lite ¥11800

セルフプレジャーグッズ
セルフプレジャーグッズも骨盤底筋を鍛えるのに有効であるといわれています。
その理由を以下に述べます。
① 骨盤底筋を自然に収縮させる
- セルフプレジャーやオーガズム時には、骨盤底筋群がリズミカルに収縮します。
- この自然な収縮運動が「インナーマッスルの刺激」になり、ケーゲル体操のような筋トレ効果を生むといわれています。
📚【参考文献】
- Bø K. (2004). Pelvic floor muscle training is effective in treatment of female stress urinary incontinence, but how does it work? Int Urogynecol J Pelvic Floor Dysfunct.
② 血流促進と潤滑の改善
- セルフプレジャーにより骨盤周囲の血流が活発になり、膣粘膜の新陳代謝も促進されます。
- これは更年期や閉経後の女性が悩みやすい膣の乾燥・萎縮予防に役立ちます。
📚【参考】Kingsberg SA, et al. Vaginal atrophy in postmenopausal women: impact, symptoms and treatment options. Int J Women's Health. 2010.
③ 快感を通して筋肉の感覚を高める
- セルフプレジャーを通して自分の膣の締まり具合や筋肉の反応を実感しやすくなるため、骨盤底筋の「意識的なトレーニング」がしやすくなります。
🚨 ポイント
- 挿入型の場合、使用中に膣で「ぎゅっ」と締める」動きを意識することで、より効果的になります。
- 更年期以降の女性は潤滑ゼリーを併用することで膣の摩擦や違和感を減らせます。
SVACOM CICI2 ¥7500

SVAKOM ANGEL ¥8800

Womanizer Duo2 ¥30000

🧘♀️ セルフプレジャーと膣トレの合わせ技!
理想的には、次のように組み合わせると相乗効果があります。
- 日中:膣トレボールやケーゲル体操で筋トレ
- 夜:セルフプレジャーでリラックス&筋肉チェック
- 週に数回:グッズを使って意識的に「締める」感覚を養う
✨まとめ
- セルフプレジャーは膣トレの補助的・実践的なトレーニング法になり得ます。
- 特に、膣や骨盤底筋の血流、柔軟性、筋収縮の感覚を養うには非常に効果的。
- 正しいグッズの選び方や使い方を知ることで、より安全かつ効果的に取り入れることができます。
当店では、膣トレに特に向いているセルフプレジャーグッズを取り扱っております。目的は、骨盤底筋群を鍛えること・膣の柔軟性と弾力を高めることです。
柔らかいシリコン製で防水性なので水洗いも可能で衛生的です。初心者から使いやすいサイズも豊富でスマホと連携しているタイプののもあり、すべてコードレスのUSB充電式になります。
「筋肉は使わないと衰える、でも使えば必ず応えてくれる」
骨盤底筋もその通りです。
初心者の方はまず、毎日数分でも「継続」することが何より大切です。膣トレを習慣にできれば、尿漏れ予防や膣の引き締め、性感向上にもつながります
手遅れになる前にまずは膣のことを学ぶことから始めましょう。