おとなの交換日記 エピソード2
あっちゃん
お返事ありがとう。
あっちゃんの「書くこと」が受賞したことによって、家庭内で「許された」ような気がしたって、わかる。
というか逆か。
専業主婦だった頃の私は、お金にならないことに時間を使うことに罪悪感を抱いていたし、家族(特に夫)がいる前では「きちんとしたお母さん」であらねばならないと思っていたし、家はいつもきれいにしていなきゃと思ってた。
なんていうか、家族のために尽くすことが当たり前で正義で、何をするにも夫の許可を得なきゃと思ってたなぁ。
あっちゃんが受賞したことで許されたような気がしたって、そういうことなんじゃないかなと。
社会的な評価や対価を得ることでそれは「仕事」として認められたような気がしたんだよね。
誰がそれを許すんだろう。
誰がそれを許さないんだろう。
今の私には明確に答えがわかる。
すべて「自分」なんだよね。

お店を始めるきっかけにも通じるんだけど、「こうあるべき」って自分で決めつけてることって多いような気がしていて。
いい母親とは、とか
いい妻とは、とか
わたしも何となく自分の親や周りを見て、こうするべきなんだろうなと思っていたし。
特に私たち就職氷河期世代は時代の狭間的なところもあるのかもしれないね。
でもその「こうあるべき」って別に誰かに言われたわけでもないのに、何となく空気読んで(るつもりになって)そういう風にすることが「大人」だと思ってたりして。
わたしの場合は、なんではっきり自分のしたいことをしたいって言えないんだろう。ってある日突然気が付いた。
実は囚われていたのは「自分自身」だったんだ。って気付くんだよね。
それはまるでマトリックスのネオ(キアヌ・リーヴス)が自分がなんか変な液体に入れられて飼われてる?のに気付いたみたいな感じというか(マトリックスわかる?)
あっちゃんの「書くこと」に、本当は誰の許可もいらない。
自分の人生なんだから、好きなときに好きなことをしていい。
はずなのにね。

ダメだと思っていたのは何でだろうって不思議だよね。
私はマトリックスに気付いてから、目から鱗だったし
自分の人生は自分のものだって改めて取り戻してきたような気がする。
これって結構うちのお店に来られるお客様は共感してくれるんだけど、男性も同じような思いを持ってたりするのかなぁ。
あっちゃんはどう思う?

